京都・左京区中阿達町の家

2016

オールステンレスキッチン

 
京都左京区築50年以上の長屋住宅の台所改修工事で、建主さんはオールステンレスキッチンを選択されました。
 
オールステンレスキッチンというとレストランの厨房のイメージや値段が高そう、というイメージがあったりして一般家庭で使用することに馴染みがあまりないかと思います。
 
今回建主さんが選ばれた理由を、直接ヒアリングしたこととこちらが推察することを織り交ぜながら少しお話します。
 
 
 
はじめにも書いているとおり、お住まいの家がかなりの築年数です。
壁は漆喰仕上げで断熱材はありません。
また外まわりの建具は昔ながらの木製建具のままです。
気密性はとても低いです。
 
ただ、建主さんはこの昔ながらの住まいにとても愛着があり、今から断熱・気密性能を上げるような工事をするつもりはありません。
 
台所の改修計画を思い立ったのは、小さなお子さんの育児のかたわら家事をするのに昔ながらの台所のつくりではあまりに不便であったためでした。
(以前は床はタタキ土間でシンクはモルタルで作られており床からの高さがかなり低く、無理な姿勢で洗い物をしなければいけなかった。)
 
△壁との隙間部分にはカウンター材(ウォルナット材)を後日設置予定~
 
 
そして新しい台所を考えるにあたりポイントとなったのは、 デザイン性、 機能性
 
デザイン 面では、天板、シンク、引出し、バックガードとすべてステンレスヘアラインで仕上げすべてひとつの業者さんに発注することで、より洗練されたデザインにすることができました。
(一般的なキッチンは天板は天板屋さん、下の引き出しなどの収納は家具屋さんが作ったりと分業となる)
 
 
 
機能 面では、建主さんからお聞きしてなるほどな~と思ったことなのですが、以前お住まいだったアパートではキッチンの下収納は扉を開けると周囲の断熱性が低いと湿気が溜まりカビっぽくなったり、排水管からの臭いがこもっていたりして、安心して収納できない経験が多かったそう。
 
このお住まいは特に断熱性が低いため、収納量を増やそうとしてシンク下に扉付きの収納を用意してもあまり使えないだろうと思われたとのこと。
 
そこで出てきたのがオールステンレスキッチン案でした。シンク下に用意した引き出しもステンレス製のため、カビたり傷んだりする心配もなく、引出し収納の下は思い切ってオープンとし、以前から使用していたステンレス製のワゴンが入る高さを確保することで機能性を高める計画となりました。
 
 
2017年01月14日
 
 
 

 

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