お引渡し

昨日は、白山浦の家2 のお引渡しでした。

旗竿敷地ため、棟上げをレッカーを使わずテッパ(大工さんが自力で構造材を組む)で行うなど施工難度の高い現場となりましたが、大工さんはじめ職方さんのがんばりのおかげで無事お引渡しを迎えることができました。

”気をてらったところはないのだけれど、随所に工夫がされているのがいいですね”

完成した住まいを見られて建主さんがおっしゃった言葉。

この住まいの設計で意識していたことを感じていただけてとても嬉しかったです。

ご要望をすべて踏まえた上で設計を練っていくわけですが、大切なのは、その住まいで気持ちよく暮らすことができるか。長い年月が経つことで魅力が増す住まいとなっているか。そのための様々な工夫を凝らしています。

*写真は吹抜を見上げた様子。南側の窓から光を取り入れ、正面壁の開口(引戸あり)は窓のメンテナンス用で寝室に繋がています。左側の壁の開口は2Fホールに光を取り入れてくれます。手前の障子は書斎に光を。そして吹抜は床下エアコンの暖気を2Fへと運んでくれます。